
久しぶりに何も予定が入っていない日曜日、数週間前から構想していたLANケーブルを使ったゲルマニウムラジオ、それも画期的なやつ!、を作ってみました。
何が画期的かというと、次のとおりです。
1.本体部とLANケーブル部が分離します!
長さ3mのツイストペアLANケーブルをいろいろ取り替えて試すことができます。
内部の電線8本(4ペア)がすべて結線され、シールドされていない通常のストレートLANケーブルなら何でもオッケーです。
3ペアの電線6本をループアンテナとして使い、残りの1ペアの電線2本をゲルマニウムダイオードの検波(倍電流?)に使っています。
普通の太さと細いLANケーブルとで試してみましたが、感度の違いはほとんどありませんでした。
本体の内部、LANコネクタ部、表側の拡大写真です。

2.歩きながらでもラジオを聞くことができるゲルマラジオです!
LANケーブルは直径1mくらいで円形に一番大きく開いた状態が一番感度がいいのですが、そのケーブルを2重にしてもけっこういい感度で聞けます。
私の首に2重にしたLANケーブルをかけてラジオを聞いている写真です。

3.LANケーブルを小さく丸めることができるので、どこにでも持ち運びが簡単です!
というわけで、早速フィールドテストをしてみました。
市内赤塚にあるNHK新潟の送信所の近くに行ってみて、前回コルクボードラジオのときに作ったスピーカーを鳴らしてみました。
3mのLANケーブルはビニール傘に1巻きでちょうどいい長さなんですよ。
10KWの送信所から約1Kmの場所でのテストです。傘の左上に送信アンテナが見えています。

実際の音も動画でお聞きください。NHKですので演歌が流れてましたが (^^;
WMV形式の動画4.LANのより対線をループアンテナに使うことで、分解能がとても優れています!
NHK送信所のすぐ近くでも、16Kmほど離れたBSNラジオ(5KW)をちゃんときれいに聞くことができました。
普通ののゲルマニウムラジオでは強い局の電波に弱い局の電波が埋もれてしまい、弱いラジオ局はなかなか聞くことができないものなんです。
以上、本当に画期的なゲルマニウムラジオの紹介でした。
私の自信作ですよ (^_^)